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2009年01月16日
企業は他にも勝る前進と継続が必要

 企業は、他にも勝る前進と継続が必要ですし、時代にあった革新的経営と、時代を切り開く技術の蓄積がなければ、自由経済社会において競争力を失ってしまいます。

 現在、私たちの周囲の農業家に、この要素を持ち合わせている方はどれだけ居るのでしょうか。なぜ多くの農家が今のこの様な状態になってしまったのでしょうか。
 それは食料がなければ困るという現実と、時代的背景が有ったとは思いますが、社会全体の動き、あるいは、世界の自由主義経済競争の現実を、見極め様とせず目先の利益ばかり追い求め、長期的展望を持った経営が成されなかった事が大きな原因と考えられないでしょうか。そしてこれが農業にたずさわる者の体質になってしまったのでしょう。

 時代は変わり助け合いの精神を主にした仕組みから、競争を取り入れた仕組みに変える必要があります。しかし、いまだに経営者(指導者-政治、行政、JA組織)はその考えまで移行できなでおります。農業のことばかりに視点が向き近視眼的となりすぎていると思います。
 歴史的にも中国やソ連でさえ資本主義に移行しなければ成り立たない現状を考えれば、米価制度を作った時の様な考え方をいつまでも持っていては、自滅えの道を進むだけではないでしょうか。弱体化の大きな要因としての農家と農協のあるべき姿を考え直す必要があります。

 農協は農家の持ち株会社です。株を持っている農家にとって多少なりのメリットが無ければその必要なくなります。そして今の時代、商取引において平等の仕組みを維持していくだけでは限界があります。農家の方も気づいているのでしょうが、職員を維持していくための組織になってしまってはないでしょうか。
 農協に加入していれば、リース事業がやりやすい、補助事業が受けやすい等有りますが、効率の悪い経営からリース事業等は割高になっております。通常購入する資材、機器、設備等も同様に割高となり農業の高コスト体質を助長し経営を大きく圧迫する要因を知らず知らずに作り出しています。
 又、農協、農家共何でも補助事業に頼る安易な体質を持ってしまい資本主義経済の経営の中で一番重要な技術力を付け効率の良い経営の中で、より良い商品をより安く提供し、競争の中で生き残ってい道しか残って無く、正面からぶつかっていく王道の道しか残されてい無い事を見失ってはないでしょうか。
 この部分において農家全員が、大きく変わりつつある世界状況をふまえ自分の経営はこれで良いのかいま一度考える必要があります。

 現在の農協は、全国レベルの大きな組織ですが、非常に効率の悪い組織となり、資本主義経済の仕組みが生かされておりません。初期の考えは、間違ってはいなかったでしょうが、組合といっても仕組みは株式会社と同じはずです。
 物言わない株主を良いことに経営者がほとんど自己改革も行わず、監督官庁である農水省も農業の本当の競争力とは何かを真剣に捉えることを怠って来てしまいました。

 農業の改革には他産業、商業の仕組みを大胆に取り入れるべきです。

 農業だけは他産業とは別だとする考えもありますが、これは少々強引ではないでしょうか。農家全員、特に農協団体のトップが、世界情勢の中で農業の競争力強化はどうすべきか原点から考える必要があると思います。間違っても国に規制を求めるのでなく、自らの体質改善に最大の力を注ぐべきだと思います。他の産業、企業はこれで強くなってきたのですから。
 一戸の農家は一企業であり、ここでの競争力強化が図れない限り、全体での農業の浮上はあり得ません。
 グローバルな社会の中においては、日本が生き残って行ける道は、競争力がある製品を輸出し、外から買える物を買っていく事で中進国を支え、物の流れ、お金の流れの良い循環環境を作っていくしか先々生きる道はないと思います。
 農業団体のトップは、保身を棄て場当たり的な対応でなく、カルロスゴーンのような、なすべき事、有るべき未来像を描くことで農業再生を図るべきです。

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